数学者。元銀河帝国宰相。
人類の行動パターンを数学的に導き出す未来予測の学問“心理歴史学”を生み出す。帝国の滅亡を予測し、その後に訪れる暗黒時代を短縮するべく、科学財団“ファウンデーション”を設立する。不吉な予言を述べたため、レ-ヴン(大鴉)・セルダン、または狂人セルダンと呼ばれるようになる。
若き心理歴史学者。
片田舎であるシンナックスで数学を学んでいたところ、突如面識のないセルダン博士に招かれ、帝国首都トランターへ赴く。セルダンと共に囚われ不当な扱いを受けるが、持ち前の正義感から、セルダン計画に参加する意志を固める。
公安委員会委員長。
有力な貴族“チェン家”の長であり、皇帝を傀儡とし帝国の実権を握る。有能な政治家という側面もあり、衰退しつつある帝国を僅かながら支えている。
公安委員会のエージェント。
テルミナス初代市長。
セルダン危機に挑む最初の対応者。 師アルーリンの下で心理歴史学の表層部分を学ぶが、後に政治家に転身。学者ばかりが連なるテルミナスにおいて、異彩を放つ孤高の存在。また、多くの警句を残したことでも、歴史にその名を残す。
ハーディンの盟友。
影となり、彼を支える実直な男。 実はハーディンより4歳年上であり、時折見せる心配症な面は、何をしでかすかわからない弟を見守る兄の心境に似ている。 彼との友情は、生涯変わることなく続く。
銀河帝国の大蔵大臣。
皇帝の使者として、テルミナスおよび四つの王国を歴訪。 考古学が趣味。 とくに“人類発祥の地”問題を語るのがお気に入り。
アナクレオン王国の貴族であり軍人。
特命全権大使としてテルミナスに入国。名の“オー”は高貴な貴族の証。
百科辞典委員会理事長。
銀河百科辞典編纂事業のトップに立つ、市長を上回る実権を持つテルミナスの代表。
百科辞典委員会理事。
テルミナスに移住した数少ない心理歴史学者の一人。
記号論理学博士。
人間の言語にまとわりつく無意味な枝葉の伐採に日々勤しむ。
豪商。
セルダン危機に挑む第二の対応者。 ハーディンの警句の一つ、「成功の秘訣は、 計画性とそれを裏切る臨機応変さにある」を好んで愛用。 なお本作での出番は1コマのみである。
アナクレオン王国の摂政。
レオポルドの叔父であり、 アナクレオンにおける 実質的な最高権力者。
アナクレオンの若き王。
前王の父は謎多き不慮の死を遂げた。 武を重んじるアナクレオン貴族の遊戯 “ニャック鳥狩り”が得意。
アナクレオンの上級司祭。
銀河霊を一途に信仰する青年。
ウェニスの息子。
アナクレオン軍の将軍として、 ウェニス号の指揮を執る。
ファウンデーション大使。
司祭長として銀河霊の信仰を アナクレオンに広める。
心的な若い政治家。
行動党のリーダー。
行動党。
貿易商人。
囚われの身となったエスケル・ゴロブを救うべく、単身アスコーン王国に乗り込む。いかなる困難が身に降りかかろうと、仕事のノルマは必ずこなす伝説の商売人。後の世に、“孤独かつ強靭な宇宙商人”の一人として、数多ある物語にて語り継がれる。航海中に浴びるシャワーをこよなく愛す。
貿易商人に扮した特務員。
ファウンデーションの統治が及んでいないアスコーン王国にて、違法行為により投獄される。
ポニエッツとは神学校で共に学んだ仲ではあるが、性格は相容れないものがある。
貿易商人。
優秀な宇宙商人であり、先輩であるポニエッツと同じように仕事のノルマはきっちりこなす。いつも嫌々ながら、ポニエッツの指示に従う。
貿易商人ゴロブを捕え、ポニエッツに貢物の要求を突きつける独裁者。
先祖の教えにより、原子力を汚れた技術と嫌悪する。
大君主の側近。
大君主への忠誠とその残忍な性格により、絶大な信頼を得ている。見下した者の顔面に煙を吹きかけるのと、ガス室送りにすることを愉楽としている。
主任貿易商人。
セルダン危機に挑む第二の対応者。
荒くれ者の集団である貿易商人らを一手に束ねるカリスマ性をもつ男。銀河を開拓する冒険譚は広く知れ渡り、スミルノの生まれであるが、テルミナスの民にも絶大な人気を博す。また巨万の富を築いた豪商としても歴史に名を残す。
元教育大臣。
教育と経済のバランスを熟慮し、身を挺して政治に臨む人格者。
マロウに信頼を寄せ、またマロウもジェールに尊敬の念を抱いている。 ジョレイン・サットに逆らい、政界を追われる。
ファー・スター号乗組員。
記号論理学者だった曽祖父は、サルヴァー・ハーディンと親交がある。
政治活動家(元貿易商人)。
貿易商人の代表を政治の舞台へ送るため、マロウの人気に目をつけ推挙する。マロウに誘われ、コレル共和国の調査に同行する。
主任貿易商人。
市長秘書官。
市長や大司教をも牛耳る切れ者であり、政界の影の権力者。「蛇のサット」と呼ばれ、逆らう者を容赦なく破滅に追いやる。
コレル共和国で遭遇した宣教師。
肩書きだけのサットの傀儡。
本編では、その姿すら登場しない存在。
ファウンデーション外務大臣兼、首座大司教。
すべて司祭のトップ。サットと組み、ファウンデーションにて権力を振るう。
コレル共和国第一市民。
コムドーと呼ばれている。共和国と銘打っているが、実権を握る“第一市民”の位には常にアルゴ家の者が君臨する。
ノーマン星区を乗っ取った帝国軍の元提督。
政略結婚として、娘を遠方の国へ嫁がせる。
第一市民アスパー・アルゴの妻。
コムドラと呼ばれている。 父は、ノーマン星区の総督に就き暴威を振るう銀河帝国の貴族。
オナム・バーの最後の息子。
なお、本編での登場は1コマのみである。
没落した帝国領土国家ノーマン星区にあるシエナに住む元貴族(パトリシアン) 。
ノーマン星区の元総督。
帝国に謀反を起こすが、オナム・バーらによってすぐに鎮圧され遁走する。
数学者。元銀河帝国宰相。
人類の未来を数学的に予測する神秘の学問『心理歴史学』によって、銀河帝国の崩壊とその後に訪れる3万年の暗黒時代を予言する。やがて暗黒時代を最小限に食い止めるための計画を密かに立ち上げ、死してなお、人類の未来に影響を及ぼし神格化される。
テルミナス初代市長。
セルダンが予言した2つの危機を回避した伝説の人物。
学者ばかりで構成されたファウンデーションにおいて、異彩を放った偉人であり、また彼が残した数々の名言は、警句として歴史に長く語り継がれている。
銀河帝国第二十宇宙艦隊 司令官。
帝国元老院議員 三級将軍。
天才的な智略と大胆不敵さを持って、若くして将軍にまで登りつめた銀河帝国史上最強の軍略家。
功績を上げるたびに貴族から反感を買い、辺境の地へと追いやられるが、 そこで魔術師が住むといわれる伝説の惑星ファウンデーションの存在を知り、戦争を仕掛ける。
本編における三人の主人公の一人。
ファウンデーション 貿易商人。
型破りだが約束は決して違わず、身を挺して仲間を守る高潔な男。
本人曰く、気分で行動を起こすが、その行動原理には彼自身の信念が宿っている。
同じ商人仲間のイーサン・ホルクとは幼いころからの無二の親友。
本編における三人の主人公の一人。
銀河帝国皇帝。
ザ・グレートと称され、病に侵されつつも強力な実行力を持つ皇帝として政務を執行する。
息子が三名いるが宮廷内にその姿は見られず、ただ父を観察し、互いに機会を狙っている。
簒奪者がひしめく銀河帝国において、40年の在位を誇る。
銀河帝国 内務秘書官。
皇帝の寵臣。卑賎の出からのし上がり、クレオン二世の忠実なる臣下の地位を得、権勢をほしいままにする。
宮廷内では、凄まじい憎悪の対象であり、その憎悪のみが廷内の貴族における唯一の一致点である。
銀河系でもっとも速いと噂される快速艇(脱出用)を持っている。
多種多様な拷問技術を持つブロドリッグの下僕。
リオーズ将軍を崇拝する忠実な従者。
プレアデス星団にある農業惑星の出身で、軍隊に入ることだけが故郷の農地を抜け出す唯一の手段であったため、銀河帝国の軍人となる。
ファウンデーション一の資産を持つ男。
ホバー・マロウの隠し子という噂があり、本人も吹聴してまわる。
ファウンデーションを実質的に牛耳るビッグフォーの筆頭。
銀河帝国領シエナで圧政を敷き数々の残虐行為を行うが、若き日のドゥーセム・バーによって暗殺され、白昼に無残な屍を晒すこととなる。
経済力でファウンデーションの実権を握る。
銀河帝国トランターの弁務官。
イーサン・ホルクの父親。
ホバー・マロウの元クルー(二巻参照)であり、マロウより伝説となった機体ファー・スター号を譲り受ける。
ロード・ホルクの息子。
代々、記号論理学をあつかう学者の血統であったが、父の代より貿易商人として宇宙を駆け回る。
数学者。元銀河帝国宰相。
人類の未来を数学的に予測する学問『心理歴史学』を生み出し、帝国崩壊による惨劇を避けるため、辺境の地にファウンデーションを設立する。
あらたなる銀河の秩序を生み出すために訪れる苦難(セルダン危機)によって、死してなお、人々の記憶に存在を留める。
テルミナス初代市長。
最初とそして二度目のセルダン危機を回避した伝説的人物。
ファウンデーション設立時における最大の功労者であり、彼が残した数々の名言は、人類への警句として歴史に長く語り継がれる。
ハーディン死去の後、セルダン危機に対応した第2の偉人。
ファウンデーションにおいて最初の豪商となり、巨万の富を築き上げる。
荒くれ者の集団である貿易商人らを一手に束ねたカリスマ性から、その冒険譚は宇宙に長く語り継がれる。